こんにちは！YOUです。
運命の輪は、絵柄に人間が描かれていないカードです。
それはこのカードがでたときに、人間の領域をこえたことがテーマであるということや、時の流れによるもの、神の意志、宇宙のサイクルによるものだということを考えることができます。
それが自分にとって良いと思うものであれ、悪い変化だと感じるものであれ、その出来事は、あらかじめ決まっている運命の中の一部の出来事だよ、ということが示されていることを教えてくれています。
「出来事」と書きましたが、その変化は、目に見える変化だけとは限らず、自分自身の内面的な変化、感情や価値観の変化を表していることもあります。
人間の領域を超えたテーマ、あらかじめ決まっているのだから、このカードについて考えたときに、自分で運命を変えることやコントロールすることはできないのかというと、そうではないと私は感じています。
「運命」は、仮にそこに「宿命的要素」が含まれていた場合は大きな方向性を変えることができなかったとしても、そこまでの進み方や形を変えることができるものです。
私は「いつ○○ですか？」というご相談を受けたときに、未来を当てるという視点ではなく、カードを通して現状からの流れをみたときにどうだろう？という視点でリーディングします。
実際に運命の流れは、変化するので、今の時点で、こういう流れがありそう、それは２月頃かな、とみたものが３月に起こることがあるのは当然・自然なことです。ありそうとしたことがなくなることもありますし、逆もあります。
今日のおやつにはケーキを食べたいと思っていたって、やっぱりやめようということがあって当然なのだから、そうだろうなと思うのです。
人の生死ですら、○月○日なんて決まっていないはずです。決まっていないことを皆どこかでわかっているから、健康に関する知識があふれているのだと思います。
だけど、性別とか、生まれる場所が変えられない宿命であるように、人はいつか死ぬとか、いつか別れがあるとか、いつか終わりがある、これは変えられない「宿命」で、時期に変化こそあれ、あらかじめ決まっています。
愛する人との別れはすべての人が定められていること、それがいつなのかは、運命として、ある程度コントロールできること、
だからこのカードが出たときに、運命の流れを受け入れつつも、では今何ができるのか、と能動的に生きることができる。
未来が決まっていたら、何のために生きているのか、わからなくなってしまいますよね。
だれもに共通する宿命の他に、個々人がもって生まれてきた「宿命」それは、この世に何を学びにきたのかということに尽きるのだと思います。「母性」について学ぶと決めてきたなら、子どもを持つことによって学ぶのか、自分の子によらずして愛せる母性を学ぶチャレンジをするのか、それすらも運命なのかもしれませんし、宿命として決めてこられた方もいるかもしれません。
「運命の輪」が出たからと言って、それが本当にチャンスになるのか、逆らえないのかは、自分がそれまでにどんな準備をしてきたかとか、どんな種をまいてきたかとか、その流れをどう受け止め行動していくかで変わります。
何か問題についてカードを通して考えてみた時に運命の輪がでたのなら、自分にどんな変化が起ころうとしているのかな？どんな変化が起こったのかな？と見つめてみること、
それによって、今チャンスが来ていることや、自分に内面的な変化が起こっていることに気づけて、人生に生かして行けるのかもしれません。
タロットは「当たる・当たらない」「未来がどうなるか」という占いとして使うのではなく、
タロットを通して現状や今後の可能性、対策などを俯瞰してみつめ、問題や人生を考えるためのツールとして助けになってくれるものです。
占いとしてではなく、自分自身や他者のこと、現状や今後の可能性をより深く知るためのツールとしてカードを使うことで、
あたかも決まっているかのような未来に一喜一憂することなく、豊かな未来にしていくための一歩を踏み出すことができます。
個人セッションの詳細は下記からご覧いただけます。
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お読みいただきありがとうございました！
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