こんにちは。如月ゆうです。
ソード6のカードは、「移行」していくことや、「新しい方向へ進む」ことを象徴するカードですが、逆位置で出るときには、そうなっていくことへのためらいや不安が強調されていることが多いです。
前に進もうとするとき、どこかで感じる不安や葛藤について深めたいと思っています。
最近、少し家族のことがバタついています。先日母が足を痛め、歩けるには歩けるのですが、少し時間がかかるということで、母の外出に付き合い3時間かけて送り迎えをしました。
受診等、どうしてもしなければならないことへの付き添いであればまた気持ちは違ったのかもしれませんが、母の楽しみのための送迎だったので、
どうしても心の中で「面倒だな」「頼りられすぎかも」なんて少しネガティブな気持ちもあったのです。でもその後、一緒にご飯を食べて話をしたりする中で、「送迎してあげてよかった」とも感じていました。
この一日は、ソード6逆位置とよく重なるところがあります。
ソード6は「移行」「新しい方向へ進む」ことを象徴するので、実際の移動を示したということもあり、そこに「行きたくないけど行く」という状態が反映されたということで逆位置であったということ。
また、この出来事を心の視点で考えた場合には、私の心の中で、「負担が大きい場合は、断ってもいい」と感じながらも、実際には「そういう訳にもいかない」という気持ちがあったことが反映されています。
もう少し深く心の視点で考えると、私は幼少期から母を支える立場におかれていました。そのために、「母の頼みごとを聞き、支えてあげなければならない。そうしないことは悪」というような気持ちがあったり、「いつも私は都合のよいように使われている」という思いがあるために、「足の調子が悪くて心配。助けてあげよう。」という純粋な気持ちが生まれてこないところがあるようでした。それでも私の心の中には、「親も年をとったし、気持ちよく心からの気持ちで支えてあげたい」という思いもある。それなのに、そういったネガティブな思いもわいてきてしまう。うまく気持ちの持ち方を変えられない、この状態がソード6逆位置をよく反映しているなと感じます。
このようにソード6逆位置は、「古いパターンに縛られている」ことを教えてくれることがあります。それに気づいたとき、必ずしも大きな決断でなくても、心の中で「少しずつ手放し」「進んでいくこと」ができるものだと思うのです。
昔のことを思い出すとモヤモヤしたり、納得できない想いはあるけれど、昔の母と今とでは、違うよな。母も年をとったのだから。このように、少しずつ自分の想いを手放し、前進していけるかもしれません。
変化がスムーズにいかないと感じることもあるかもしれませんが、そのためらいや葛藤を感じつつも、私たちは少しずつでも進んでいるのだと思います。
読んでくださり、ありがとうございました。
未来は今日の積み重ねです。今日も素敵な一日をお過ごしください!
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