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【タロット】大アルカナカード*吊るされた男〜別に苦しくない。

こんにちは。TherapyRoom* YOUの如月ゆうです。

今日は22枚の大アルカナカードの中の、12番の番号が振られている吊るされた男についてです。

読み方は、「つるされたおとこ」あるい「つられたおとこ」と読まれることが多く、英語ではTHE HANGED MAN(ザ・ハングドマン)です。

逆さ吊りになっており、身動きが取れない状態であることがわかります。

そこから、試練とか、犠牲とか、献身(自分ではない誰かに捧げること)を象徴するカードです。

自分の価値観や考え方等を捨てて、受け入れていくような意味合いもあります。

受け入れるというと、「女帝」や「力」のカードにもそういった要素がありますが、

吊るされた男の場合は、自分自身にそぐわないものを認めて肯定するといった意味合いになるので、

それが試練にも通じることになります。

でも、この吊るされた男の表情をみると、苦しそうな顔はしていません。

彼自身は、この状態になっていることに満足しているようです。自らこの状況を選んでいるとも言えます。

赤と青の服を着ていますが、赤は情熱、青は冷静さ、と正反対のものであることから、

葛藤がある状態であることもわかります。

運命の輪のカードでは、皆同じように良いことがあり悪いと思われることも繰り返されていることが象徴されていますが、

うまくいかないときに、自分を押し通し頑なになり、なんとかしようとすることは何にもならない、ということも教えられるカードです。現状を受け入れていく、という感じでしょうか。

現状を受け入れ、努力することでいずれ報われるよということが表されていたり、人のために自分を犠牲にしていたことがあったのなら感謝の気持ちや評価を受け取れる、ということもあります。

逆位置で出た場合なのですが、よく言われるのが、努力の方向性が違うとか、報われないとか、努力を放棄するとか、人のために行っていた努力が報われない、という状況を示すことが多いです。

あまり逆位置はポジティブな意味合いで語られませんが、もう努力を続けなくてよい時期であるとか、行動に移すタイミングが来ているとか、犠牲から解放されると言う意味合いも示すように思います。

さて、昨日の私は吊るされた男の逆位置でした。

大アルカナなので、何か大きなテーマが語られた日ということがわかります。

昨日は、子どもの習い事の送迎をしていた日でした。子どもの習い事、場所がすごく遠かったんですね。

一度引っ越しをして遠くなってしまったので、近くにかえようと思ったのですが、

お友達と離れてしまうので、車で高速を使った週3回、一時間以上かけて送迎をしていたんです。

そんな生活が4年くらい続いていたのですが、昨日はそれが最後の日でした。

お友達が近くにうつるのをきっかけに娘も一緒に移ることになったんです。

子どものことだから当たり前だし、疲れることもありましたし何かと自分の時間を犠牲にしての送迎でしたが、

愛する子どものためですから、苦ではなかったし嫌でもなかった。吊るされた男のキーワードでもある「慈愛」とか「犠牲」が当てはまるかなと思います。

でも、それが終わった。

なので、「努力が無駄」とかそういうネガティブなキーワードではなく、「犠牲からの解放」というところの意味合いででてきているように感じました。

あえてネガティブに読むなら、先ほどお伝えした「人のために行っていた努力が報われない」が近いのかな。

子どもには、何かお返しだったり評価をしてもらうために尽くすわけではないので、当たり前ですね。

素敵な未来は今日の積み重ねから。

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参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月

    ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月

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