22枚の大アルカナカードで、10番の番号が振られているのは運命の輪です。
運命の輪の読み方は、日本語でうんめいのわ、英語でWHEEL OF FORTUNE(ホイール・オブ・フォーチュン)です。
9番目のカードは隠者でした。隠者はすべてを悟っている、ひとつの到達地点と考えると、
また違ったサイクルがはじまっていく、それが運命の輪としてあらわされています。
運命の輪がでてきたときというのは、自分が何をしたからとかいうことには関係がなく、
誰にでも分け隔てなく起こる、時の流れによってもたらされる変化を表します。
そのため、時にチャンスであったり幸運な出来事を表すことも多くありますが、
周囲のカードによって解釈はさまざまとなります。
絵柄を見ると、スフィンクスが描かれているだけでなく、エジプト神話における悪の化身や、蛇等も描かれています。
誰にでも良い時、良くない時が起こるいうことが、見て取れます。
時の流れにしか解決できないことがあるということを感じさせるカードです。
さらに絵柄をみていくと、獅子、牡牛、鷲、人間の姿が描かれています。
これは占星学で獅子座、牡牛座、蠍座、みずがめ座に表されていて、こられは火、地、風、水の4大エレメントに分類されています。
あらゆる出来事は、この4要素が相まって起こり、この相互関係のバランスが崩れた時に、良くない変化が訪れます。
未来にこのカードが逆位置で出るような時は、4大のバランスをとることが大切です。
4大のバランスは、火=情熱、地=物質、風=思考、水=感情と考えると、
例えば、今たくさんお金があったとしても(地)、快楽や欲求に支配されているのなら(水のネガティブ要素)悪い変化が起こるのはもっともだと感じると思いますし、
逆に、例えば相手を強く好きな気持ち(火や水)がたくさんあったとしても、地(現実・仲良くなる現実的な努力)が伴っていないのにうまくいくはずもない、と言う風に理解できると思います。
運命の輪が正位置で出た時は、スムーズであること、順風満帆であること、良い転機の訪れ、出会い等を表し、
逆位置の場合は、ネガティブな急変や避けられない出来事、暗転等を示す場合があります。
逆位置だったり、正位置でも周りのカードからネガティブなイメージを持った時でも焦らず、
4大要素の過剰な部分や欠けている要素に目を向け改善していくことで修正していけばよいのです。
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