小アルカナの続いてのカードはワンド7。
絵柄を見ると、下から攻撃を受けているような状態であることが表されています。
戦っているけれども今のところ有利であることが示されていますが、
積極的に攻撃しているというよりは守備、自分の身を守ること、置かれている立場を守ることに必死な様子です。
絵柄を見ると、この人物の後ろは崖のような状態で他に人物もいないことから、
この奮闘の行為の背景にあるものは、人のために何かを守ろうとしているということではなく、
今の状況や立場を守りたいという欲望に根差しているとも言えます。
逆位置であったり、正位置でも周囲のカードの出方からネガティブにみると、無駄に戦っている状態やエネルギーを消費している状態であったり、
味方がいないことや孤独であることが強調される場合もあるます。
現状や立場を守りきれないことや、戦いを放棄することなどを表すこともあります。
参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月
ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月
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