続いては、ソードのクイーンです。
ソードの思考や判断に、クイーンの育むエネルギーが加わったような状態です。
描かれているコートカードのクイーンの中では、一番厳しそうな表情をしているように見えます。
冷たそうに見えるという方もいるかもしれません。
剣をまっすぐに伸ばしているところからは、正直さ、まっすぐさというのもうかがうことができます。
ただ、表情の厳しさから、頑なでもあり、融通が利かずに強情であったり、批判的であったり、
あとは剣を構えていることから、閉鎖的でもあることが感じられます。
心を閉ざしているような状態であったり、孤独を抱えている様子であったり、
冷静さを持ち合わせているとも、クールであるともいうことができます。
ただ、クイーンで女性性が強調されることから、受け身であるのが特徴なので、
そういった部分を持ち合わせつつも、積極的にそういった主張をしているというのではなく、
考え吟味した結果、そのような状態になっていると解釈できます。
ですので、このカードがでていて、このカードの人物から攻撃されるという感じではありません。
逆位置などで出ている場合は、前述したような強情さや批判的な部分から人を傷つけてしまうような状態、
穏やかでない状態を表します。
参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月
ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月
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