22枚の大アルカナカードで、2番の番号が振られているのは女教皇です。
女教皇の読み方は、日本語でおんなきょうこう・じょきょうこう、英語でTHE HIGH PRIESTESS(ザ・ハイプリーステス)です。
女教皇は女性性の象徴ですが、次にでてくる女帝とはかなり異なる側面がでています。
正面を向いた絵姿は、一見、冷たそうであったり、厳しそうなイメージが感じられるでしょうか。状況としては、緊張感のある状態であることがわかります。
真正面を向いていることから、何かを貫こうとしているような純粋な意志も感じさせます。
背景の色からも落ち着いたクールなイメージで、妥協しない、情に流されない、そんな感じも受けます。
そんな落ち着いた状態を表しているので、感情の面では波打っている状態ではないことが表れていますが、
絵柄には月も描かれています。
月は、一日一日形の変わる不安定な性質を持っています。
ゆえに、動きはないけれども不安定さを抱えていることがわかります。
そして、女教皇に割り振られている数字は2。
絵柄には、白と黒の円柱が描かれていることから、男女や動と静、光と闇等、対立する2つのものを表してもいます。
正位置ででると、落ち着いている状態、冷静さ、知恵、静寂、直観力等を表し、
逆位置で出ると否定的側面が強くなり、高潔さではなく潔癖であるとか、
神秘的ではなく閉鎖的であるとか、情緒不安定であること等が感じ取れます。
ちなみに、よく逆位置ででるとネガティブなイメージがありますが、
決して逆位置だから悪い、という訳ではありません。
複数枚カードを出したのであれば、前後左右のカードとのバランスや、
周囲のカードに何が出ているのか、マイナス要素があるかなど、総合的に見ていきます。
逆位置だからネガティブ、否定的ということではなく、
裏目にでてしまう、うまく表現できていない等、逆位置ででてくる理由を読み取っていくことが大切です。
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