こんにちは。如月ゆう(YOU)です。
今日は22枚の大アルカナカードで20番の番号が振られているのは審判のカードについて。
審判の読み方は、日本語でしんぱん、英語でJUDGEMENT(ジャッジメント)です。
ひとつ前の太陽のカードは、成就を表すカードでもありました。
完成して地上での生活を終えた人が、天国で本当の生活が始まっていく、そんなイメージになります。
そこからも、審判のカードが神の許しであったり、報われることや成就することが象徴されるカードです。
ちなみに、審判の絵柄からは人が一度死んで蘇っている様子が見て取れますが、
同じように物事が終わること、再生を表す死神とはだいぶ絵柄の雰囲気が異なってきます。
死神の場合は、状況や自身の内面が否定されるような状況であるのに対して、
審判の場合は、肯定されるようなイメージです。
ですので何かが終わるというような感覚は少なく、新しい始まり、再出発を強く感じ取れる状況です。
困難な状況からの脱出であること、光を感じるような状況になっていくことも示されます。
また、成就ということではなくても、何かを見出したり、理解したりということ、
何かの結果がでたり、踏ん切りがつくこと等も表します。
ですので、今辛いしんどいと感じている場合に、未来に審判が出た場合、
もう苦しい想いをしていないのだなと知ることができます。
正位置ででると、刷新、克服、脱皮、目覚め、
逆位置で出ると、悔いが残りこと、ネガティブな状況の再発、克服できないこと等を示します。
昨日は仕事についてのご鑑定で、ある分野のお仕事をされたい方が、いろいろ募集の採用を見て受けているけれども採用されない、どうしていったらいいかというご相談ででたカードが審判正位置だった方から、嬉しいご報告をいただいた日でした。
前回、審判正位置がでていたので、もう少しの間、諦めずに応募してみることをアドバイスしていたのですが、合格できたとお話くださったんですね。
審判が正位置ででましたので、この再挑戦が良い方向に行くことが暗示されていましたが、
実際にこの時の仕事の採用から、その方の新しい目標が確立されて、前向きな気持ちでスタートをきることができましたし、
その方の状況が明るいものに変化していきました。過去に諦めたもの、ダメだったことに対して活気が戻ってくるイメージですね。
また、審判逆位置ででてきたケースについて。
審判逆位置というと、確かに恋愛で復縁でみている場合なんかですと、現段階では復縁の可能性が低いとか、ネガティブな状況の再燃とか、
悪いように捉えられることもありますが、そういう状況であることと互いの気持ちがリンクしているかは別物だよ、というようなエピソードです。
複雑恋愛の方で、お互いに想い合って10年以上の方になる方のことです。
そのお二人は、片一方は別居で年数がたっていて、もうお一人は長期単身赴任という状態。
お互いに一緒になりたい気持ちはあるけれど、さまざまな事情で一緒にはなれないよね、誰かが傷つくことの上に二人の幸せはなりたたないから、そんな話をしたそうです。
審判逆位置ででたからといって、愛情があるかないかとは全く別の話なんですね。
素敵な未来は今日の積み重ねから。
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参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月
ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月
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