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【タロット】大アルカナカード*悪魔~私が囚われていたものとは。

こんにちは。TherapyRoom* YOU・占いカウンセラーの如月ゆうです。

今日は、22枚の大アルカナカードで、15番の番号が振られているのは悪魔のカードについて。

読み方は、日本語であくま、英語でTHE DEVIL(ザ・デビル)です。

タロットの大アルカナの中では、死神や塔と同様、でてくると少しびっくりしてしまうようなカードになるでしょうか。

絵柄を見ると、悪魔の姿をした獣が、人間を鎖につないでます。

でも、よく人間の表情を見ると、苦しそうでも悲しそうでもないのです。

鎖もゆるく首に巻かれていて、手ではずそうと思えば外せるようなゆるさです。

こうしたことから、この場から抜け出そうと思えば抜け出せるけれどもあえて抜け出そうとしていない状態、

体は抜けようと思えば抜けられるのに心がそれを望んでいない状態、

情動や本能、欲求に支配されている状態になっていることがわかります。

すごく悪いことのようですが、人間であれば皆、こういった要素を持っています。

恋愛でいえば、相手を好きで好きでたまらないとき、

相手に例えば他にパートナーがいたとしても、好きな気持ち自体はコントロールすることができません。

付き合っている相手が他の異性と仲良さそうに話していた。

それを見て不安や嫉妬が頭から離れない。

こういったことが情動に支配されている状態と言えますし、

悪いこと等ではなく、このような気持ちをもって苦しい想いをすることは誰もが経験するのではないかと思います。

そう言った気持ちを好ましい形に昇華していくことを教えようとしているカードでもあります。

恋愛等では、相手を好きでしょうがなかったり、魅力を強く感じていたりと言ったときにも出てきますし、

自分自身の甘えや怠惰な気持ちがでてくるだけということもあるので、

質問の内容によってはそれほど気にする必要もないですし、

他のカードの出方からも特に問題としないことも多くあります。

そして悪魔のカードですが、「恋人」のカードと構図が似ています。

恋人のカードも、楽しさ等の快楽を表すカードでありますが、

恋人の快楽は、純粋に楽しくコミュニケーションをしていたり、心地よく感じたりの快楽です。

悪魔の場合は、欲求が前面に出ていて、快楽が味わえれば良いというようなところが強くなります。

正位置では、快楽主義、依存、中毒、人の道から外れること、欲望、惰性、物欲等を表し、

逆位置になると、酔いからさめること、自我を取り戻すこと、自覚すること、自分本位であること等を表します。

逆位置にすると、人にかかっていた鎖がするっと抜けるのを想像できると思います。

ですので、酔いからさめるとか、自覚するとかいう意味合いが入ってきます。

しかし、他のカードの出方をよく見て、場合によっては、鎖が取れても未練が残って行動できない状態、ズルズルとぬるま湯につかり続けるということもあります。

どうにもならないのでまだ未練はあるけれどあきらめていくようなことを表すこともあるので、

逆位置なら良いとだけ解釈せず、直感を働かせ、かつ他のカードの出方と合わせてリーディングしていくことが大切になってきます。

さて、昨日の私は、悪魔の逆位置でした。激しいカードがでてきましたよ(笑)

昨日の私は、ライトワーカーの友人とランチをしていたんですね。

お互いに仕事の話をしたり、趣味の音楽の話をしたり、とても楽しい時間でした。

ちなみに、ボトムカードはカップ2正位置でした。ボトムカードは状態を表したり、そこに至った経緯を読めたりしますので、

信頼し合い、互いを好きで、良い人間関係が築けている状態とみることができますね。

じゃあなんでデビル?というところですが、

逆位置なので、何か自分の中で何らかの囚われていたものから、抜け出す何かが得られたということだと感じました。

ひとつ目は、私が占いカウンセラーとしてお仕事をしている中での悩みをお話したのですね。

その悩みというのは、私は占いを仕事にしているけど、占いをすることがゴールじゃなくて、

占いはあくまでも道具。そう思っているけど、そうなっているかわからなくなることがある。

そんな話です。

私がプロフィールに書いているような自分の信念とともに彼女にお話ししました。

毎日お仕事をしている中で、自分の信念は当然揺らいだり、これでいいのかと迷うことがでてきます。

でも彼女は私に迷わず進むこと、自信を持って進んでよいことを教えてくれました。

自分の中にある、デビルが象徴する欲望や執着が、逆位置であってもデビルはデビルなので、完全には取り去ることができていないかもしれませんが

でもそこから抜けてきた、抜ける何かに気づきがあった、そんな一日でした。

ちなみにこの欲望というのは、「当てたい」という気持ちですね。

やはり「占い」を仕事にしている以上、「当てる」ことを求められます。

当然です。でも、私の方が、当てにいこうとする気持ちで占いに携わると、それこそただの占いであって、当てようという気持ちで関わっていては、ご相談いただいた方を幸せにお導きすることはできないのです。

結果的には当たるとしても、大切なのは、当てることではないのです。

ただただその方の悩みを自分のものとして受け止め、メッセージを伝えていく。当てることが目的ではない。

それに改めて気づかせていただいた日でした。

そしてもう一つは、彼女もまた悩んでいたんですね。彼女の悩みもやはり囚われていることがあって、苦しい中にいた。

お互いに、自分自身の中にある自分をうまくいかせないようにしている悪魔に気づき、

そこから抜ける方法を知った日だったのかもしれません。

タロットは面白いです。

ここでさらにカードをひくと、カップナイト(自分の気持ちに素直になれたとか、彼女から愛情をいただいたとか)、ペンタクル9(今日話したことがお互いにとって役立ち、良い方向へ進む)等のカードもでてきました。

このブログを見て下さっている方は、デビルのカードがでて、びっくりして、検索でひっかかって見て下さった方もいると思います。

カードは自分が気が付いていていない一面をみせてくれる、気づきを得ることができるものです。

別にデビルが出たからと言って怖がることなく、「あ、自分のこういうところがデビルの一面があったんだな、気が付けてよかった。」と、そんな風に使っていただけると良いなと思います。

知ることができたということは、変わる・変えることができるということなのですから。

素敵な未来は今日の積み重ねから。

個人鑑定、タロットの個人レッスン、随時受付中です。

詳しくはホームページのメニューをご覧ください。https://you-kisaragi.com/

参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月

     ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月

#タロット #タロット占い

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