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22枚の大アルカナカードで、13番の番号が振られているのは死神です。
死神の読み方は、日本語でしにがみ、英語でDEATH(デス)。
大アルカナのカードの後半になってくると、この死神や、悪魔や塔など、どうしても怖い、恐ろしいと感じさせられる絵柄になっていますよね。
死神のカードは、「死神」なだけに、死を連想してしまいますが、実際の死を表しているということではなく、
何かが終わることで何かが始まっていくこと、再出発を物語る、変革・刷新を象徴するカードです。

実際に人が死ぬ時と重ね合わせてみると、肉体がなくなりますが、魂は新しいものへの再生します。だから、誕生のカードとも言えますし、死神の背景のカードにも、太陽が描かれています。
日常生活の出来事から、死神の象徴について一緒に考えてみたいと思います。
離れた彼のSNSの投稿をどうしてもみてしまう、そんな自分が辛いという相談を伺っていたことがあります。
そんな状態のAさんを表す時に出た現状のカードが、「死神逆位置」でした。
死神のカードは、変化や終了、ということを象徴しているので、逆位置になっているということは、そのエネルギーが過不足、すなわちそれを避けているとか、未練とか惰性で続いている状態です。
だから、見たくないのに見てしまう、こっそりとみてしまっていいねは押さない、見ているとは言わない、という状況になったり、
仮にAさんが彼の投稿をみなかったとしても、気持ちが揺れたくないからあえて投稿を見ないようにするとか、気になるけど未練を刺激するから距離をとってみないようにする、などという状況になっている、そんなことを死神のカードは象徴しています。
逆に、死神が正位置で出るなら、もう完全に見ない、もう気にしていない、という状態になっている可能性が高いですね。
人は変化していく中で、時に意気消沈したり、痛みを伴う終わりも通り過ぎなくてはならないことがあるけれど、その先には、新たな自分、新しい世界が広がっています。
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