続いてのカードはソードの7です。
背景が黄色く明るいことから、悪い状況ではなくむしろ何かの成果が得られているようですが、
なんだか少しずる賢いような印象を絵柄から感じます。
背景にはテントのような建物が見え、この人物はそこを振り返って笑っていることから、
剣を盗んだのでしょうか。
でも、2本の剣は置き去りにされていることから、得たいものだけ奪い去る、そのようなことが示されています。
こっそりと、私利私欲に基づいた行動のようです。
ごまかして頭を使っての行動なので、周囲は気づいておらず、表立っては荒れていないようなので、
恋愛でこのカードが出た場合、なんか怪しいな?と感じているけれども確信がない、
そのような時にでることもあります。
逆位置で出た場合、アドバイスカードとして出た時等は、正攻法でいかないようにと知らせてくれるカードでもあります。
特に恋愛ででますが、駆け引きだったり、本心は隠して動いていく等の必要があることもありますね。
情熱を示す赤色が人物の帽子や靴にあるように、
思わずやってしまったというようなことも示すので、この人物が悪人であるとは言えない、そのようなこともわかります。
正位置ででると、策略、企てる、目に見えない裏切り、偽善等を表し、
逆位置ででると、手腕や饒舌さが必要であることや中傷を受けること等を表します。
参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月
ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月
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