続いてのカードはソードの9です。
夜、一人でいろいろなことを考えては眠れない・・・そんな絵柄ですね。
悲嘆にくれている様子がわかります。
布団に入ったけれどもいろいろなことを考えては眠れない状態であるのか、悪夢を見て恐怖を感じたのか、
背景もまっくらで、この人物にとっては、希望が持てない、悲しみにくれている、絶望を感じている、そんな状況です。
そのカードが出た時は、実際に何かが起こるというよりも、
このような心理状態であるということを表すカードです。
実際に嘆き悲しむような状況である場合もあり、思い込みや考えすぎによってとりこし苦労をしているような状態、誤解している状態であることもあります。
正位置ででると、恐怖感、失望、心理的な苦痛、不安、情緒不安定等を表し、
逆位置ででると、そういった気持ちから少しずつ解放されていくことを表したり、
不安が現実になることはないとのメッセージである場合があります。
参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月
ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月
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