続いてはペンタクル7のカードです。
絵柄を見ると、なんだか不満そう、少しがっかりしたようにしています。
ペンタクルの実はなっているのですが、この男性にとっては納得がいっていないようです。
自分の仕事、やってきたことに対して、十分な成果がでていないこと、
十分な成果を出すことができなかったことを認識し、不満を感じている、そのような状態です。
ただがっかりしているとか、失望しているというよりも、
もどかしい気持ちや、何かぱっとしない気持ち、自分に不満、というような様子です。
ですので、他の人からしてみれば、こんなに実がなっているじゃないか、十分じゃないかという状況下もしれません。
本人にとっては、満足がいっていないというこだわりも感じられます。
成果物を見て、納得がいかないからさらにがんばろうとするのではなく、
不満そうにしているところからも、どこか楽をしたいとか苦労をしたくないという気持ちも見ることができます。
ここを超えて向上心を抱いて進んでいくことで、よりよい成果を受け取っていけるかどうかというところに繋がります。
正位置ででると、現実や実力に対する不満、不満足感の残る現実、面白くない、ぱっとしないこと、
逆位置ででると、実を結ばない、完成しないこと、放棄すること、実力不足であることを表します。
参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月
ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月
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