小アルカナの続いてのカードはワンドの5。
5人の若者が、それぞれワンドを振り回して戦っているような、そんな絵柄が描かれています。
主張をぶつけ合っている様子で、周囲との争いや人との対立等を表すこともあり、
また自分自身の心の中での葛藤を表したりすることもあるカードです。
悪いというわけではなく、もっと向上したい、自分の主張を通したいという気持ちからくる
有意義な葛藤である場合もあるので、良く読み取ることが大切です。
また、ソード(剣)とは違い、どちらかというと戦いごっこをしているイメージに近いでしょうか。
子どもがわちゃわちゃと遊んでいる、忙しくお仕事をしている、という時にもでたりします。
このカードがでた場合、周囲のカードをみてやり方や視点をかえてみることで解決が可能です。
例えば5人が皆ワンドを持っていますが、役割分担をして、カップを持ってみる人やソードを持つ人を決めること。
自分自身の中の問題であれば、ワンドの要素だけでなく、感情や冷静な思考も使っていこうというようなメッセージにも読み取れます。
あるいは、誰かリーダーを決めること、自分自身のことであれば優先順位を決めること等も解決策になりそうです。
逆位置で出た場合には、他のカードの出方もみてになりますが、闘争や葛藤が治まってくる、安定してくるという意味合いで読めることもあります。
しかし、ネガティブな要素が強く出る場合、正位置であっても、私利私欲や欲望、自分さえよければよいという気持ちを表すことがあります。
自分が負けることを表す場合もあり、その場合は意欲を失ったり、諦めたりという感情が伴うことがあります。
恋愛ででると、ケンカを表したり、もっと関係を進展させたいけれどもできない葛藤等を表すこともあります。
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