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【タロット】大アルカナカード*自制する気持ち

こんにちは。如月ゆうです。

今日は22枚の大アルカナカードで、8番の番号が振られている力のカードについてです。

日本語でちから、英語でSTRENGTH(ストレングス)と読みます。

絵柄には、魔術師の時にでてきたものと同じもの∞(無限大)のマークが描かれています。

動物が描かれている場合は、人間の無意識や本能を表すのですが、

ここで描かれているライオンは、人間の本能的なネガティブな部分、怒りや不満等を表します。

戦車のカードも、スフィンクスが描かれていて、本能を表しますが、

戦車は突き進んでいく衝動性が動物で描かれていました。

何かを無性に食べたいと思ってコンビニに走るような・・・これは戦車のエネルギーが近いですね。

ここでもう少し深く考えると、とても面白いのですが、

戦車ででてくる動物は、スフィンクス。これはマルセイユ版タロットでは、馬でした。

馬というのは、人間が手綱で制することもできるし、基本的に穏やかな動物。

衝動性は、比較的コントロールしやすいことがわかります。しっかり手綱を持っていれば。

衝動的な欲求というと、先ほどお話したように、食欲。物欲や性欲も含まれますが、それらが刺激された時というのでしょうか。

そして、力のカードはライオン、獅子です。巨人が口を抑えている絵柄ですね。

ライオンを手なずけるのは、馬と仲良しになることの何十倍も難しいことのように感じられるのではないでしょうか。

それほど、人間のネガティブな怒りや不満、感情の負の部分というのは、コントロールが難しい、

そういうことを感じさせられます。

そういった感情を精神力、すなわち忍耐力や根気、抑制しようとする心によって抑えていることを表します。

そしてそれを抑える力は、ライオンの口を抑えているのが白い衣装の女性であることから、

女性性の発揮によって抑えられていること、表情からみると優しさであったり、白い衣装からは純粋さであったりが抑える力となっていることがわかります。

自分の心の中にある獣的な部分を、否定したり敵対したりするのではなく、

共存する受け入れる、うまく手なずける、そうしていくことで背景が実りの象徴である黄色であるように、

受け取っていけるものがある、そういうことが表されています。

正位置ででると、長期的な努力の結果がでることや、一途な強い想い、精神力等、

逆位置ででると、欲に負けている状態や、キャパを超えていること、恋愛では想いが抑えきれず苦しくなっているというときにもでてきたりします。

復縁を希望されている方のお相手の気持ちをみたときに、力のカードが正位置ででてきたことがありました。

お相手が相談者さんのことを想っておられるのに、相談者さん、2人の幸せを願って別れを選択し今がある、そんな様子が窺えましたので

状況を聞くと、お互いに好きな気持ちは持っていたが、距離も遠くお互いに仕事が忙しく、なかなかお会いできないことでケンカも増え、

お別れに至ってしまったとのことでした。

相談者さんのお相手の方は、そんな想いを持ちながらも、この困難に向き合う自信がもてない様子がありましたので、

他のカードからもアドバイスをひき、お相手がどう思っているか、ということを気にしすぎず、うまくいくことを信じて行動していくことが復縁の一歩になる、

そのようなアドバイスをさせていただいた事例でした。

素敵な未来は今日の積み重ねから。

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参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月

    ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月

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