22枚の大アルカナカードで、1番とされている魔術師のカード。
魔術師の読み方は、日本語でまじゅつし、英語でTHE MAGICIAN(ザ・マジシャン)です。
魔術と聞くと、常識を超えて何かが可能になっていくようなイメージが浮かぶでしょうか。
魔術師の絵柄を見ても、魔術師の頭上に無限を表すマーク(∞)が描かれています。
無限の可能性を象徴しますので、自分の中に眠っている潜在能力であるともいえます。
さらに絵柄を見ていくと、小アルカナで登場するワンド、カップ、ソード、ペンタクルがそろっています。
この魔術師がこの地上にあるものをフル活用して、自らの意思で何か生み出そうとしていることが物語られています。
他にも、白いユリに赤い薔薇も描かれています。
愚者では太陽と薔薇が白かったのを覚えているでしょうか。白は純粋さを表しました。
そして今回はマントも薔薇も赤いです。赤は情熱や行動力等の男性原理を象徴します。
情熱の赤と純粋さの白が共に存在している絵柄では、それはひとりの人間を象徴してもいます。
今まさに、テーブルにある道具に手を触れようとしている、
何かが始まる、魔術師はそんなことを想像させるカードです。
道具がそろっていることから、準備ができていることも表しますし、
技術も持っているということがわかります。
ですのでコミュニケ―ション力がある、というようなリーディングになったりもするのですね。
正位置ででれば、何かのスタートや能力があること、創造力等を表します。
そして、逆位置ででるとその意味が強い、弱い、否定的側面がでますが、
魔術師の場合は、意味が強いという意味合いよりも、否定的側面や弱さがでてくる場合が多いようです。
準備がまだできていないことや、スタートが切れないこと、コミュニケーションがうまくいかないこと、
ごまかしや詐欺なども表すこともあるのです。
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