続いてのカードはソードの8です。
周りを剣で囲まれていて、目隠しをされていて、抜け道はあるけれども気が付けない。
抜け道に気が付けないから苦しい、そのような状況に感じられるカードです。
動きたくても動けないことを表しますが、
抜け道に気が付けない=物理的にというよりも、精神的に周りが見えないような状態になっているために苦しい、そのような状況であることがわかります。
ソードの2も目隠しをしていて、何が問題なのか、この先どうなるのかはっきりわかっていないという状況をを示していましたが、
ソード8も同様で、まずは現状を正しく認識しようという時です。
そのためには、思考で自分をがんじがらめにせず、
楽に気持ちを構えようね、そのようなことが示されているカードでもあります。
正位置ででると、身動きできない状態、考えを行動に移せない、動きようがなくて苦しい、
逆位置ででると、拘束から解き放たれて事態が好転していくことを表す場合や、本能に負けてしまうこと等、解釈がかわってくるため、周囲のカードとあわせて合わせて判断していく必要があります。
参考文献:井上教子 タロット解釈実践事典 2000年8月
ジョアン・バニング ラーニング・ザ・タロット 2007年8月
*************
この記事へのコメントはありません。